読んだら寝る

好きな作家、本、マンガについて紹介

なんか凄い存在がやって来て人生滅茶苦茶にしてほしい欲〜野崎まどさん

最近少しだけ仕事が落ち着き、多少は家庭を省みる余裕が出てきました。たまの休みなので妻と息子とゆっくりしたいところです。妻もたまにはほっこりとしたハッピーエンドの本が読みたいらしくおすすめを教えてくれと訊いてきました。そんな妻の本棚は大半が…

ロケットを飛ばして死体と宝を探したい夏休み

夏休み、いい響きの言葉ですね。私も小さい頃はカブトムシを乱獲してはひと夏の命である昆虫の儚さに思いを馳せたり、本領発揮して逃げ出したカブトムシ達のせいで親にめちゃくちゃ怒られたりしたものです。 さて、誰しも経験したことのある夏休み。少年の頃…

作家がこんなに体を張る必要ある?意外と考えさせられるギャグエッセイ〜菅野彰さん

どんなジャンルでも初めて読んだ本は記憶に残るものです。それがちょっとレアなシチュエーションを描いた作品だと尚更記憶に残ります。初めての叙述トリック、ボーイ・ミーツ・ガール、セカイ系、タイムリープもの、バトル物etc.そんな中、作者の日常生活を…

あの頃の女子って何考えてたんだろう?〜豊島ミホさん

私は田舎の観光地で生まれ、小学生の頃はとりあえず鉄馬(竹馬の鉄バージョン)に乗っていれば満足で、落ちてる枝を彫刻刀で削って槍を作ったりと蛮族の様な生活をしていました。中学に上がると仲の良い男友達とつるみ延々とマンガ、小説を読みプレステ2で三國…

民俗学と酒とカレーと美術品〜北森鴻さん

田舎が好きです。私が田舎出身であるということもありますが、廃墟やひなびた温泉街の昭和から変わらない町並みみたいなやつが大好きです。田舎に行くとちょっとタイムスリップしたみたいで楽しくなりませんか?令和なのに昭和の風景を見られるというだけで…

SFってどんなの?肋骨凹介さんの宙に参る

私はSFが好きです。SFというとなんとなくとっつきづらそうな気もしてきますが、作家達が想像力の限界を突破して産み出した「未来の話、未来の技術」「将来、こんなことが起こったら面白いよね」という内容が面白くないわけないじゃないですか。良く藤子・F・…

苦労人による苦労人のライトノベル〜浅田次郎

最近のライトノベルといえば異世界転生、ゲームのキャラクターに生まれ変わった、他の創作物からやってきた舞台装置をそっくりそのまま持ち込んだものが流行っているようです。優秀な人や努力している人でも実力の発揮できない理不尽な環境を時に強制的に去…